レポート

【海のキッズサポーター】らいき君「海が大好き!海の事何でも知りたい、学びたい!」

メイン、ライフセーバー①

海に興味・関心がある小学4年生から中学3年生までの子どもたち「海のキッズサポーター」。

「海のキッズサポーター」は、海と日本プロジェクトのさまざまなイベントに参加しながら、海への理解を深め、海のミライを考えていく、個性豊かな子どもたちです。

今回は山形県の「海のキッズサポーター」、らいきくん(小6)の活動をご紹介します!

らいきくんの海への愛が止まりません!

 

 今年の『海と日本プロジェクトinやまがた』の小学生を対象としたイベント「やまがた海洋塾」、「海のお仕事プロジェクト ライフセーバーのお仕事にチャレンジ!」「海のお仕事プロジェクト 鮭の採捕にチャレンジ!」3つすべてに参加してくれたらいきくん!「3つそれぞれに発見、学び、感動があって参加して本当によかった!」と話してくれました。

 参加する毎に海への関心が増していき、イベント参加後もお母さんと市場に赴き、マグロをさばくイベントに参加し、目下市場のお仕事にも興味津々です。

 そんならいきくんの将来の目標は、山形県の水産高校へ進学し、海のお仕事に就く事!

 「やまがた海洋塾」の参加が契機なのだそう。

 

将来は水産高校へ進学希望! きっかけは「やまがた海洋塾」で乗船した漁業実習船「鳥海丸」

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らいきくんは元々海や漁業に興味があったので、「やまがた海洋塾」で加茂水産高の漁業実習船「鳥海丸」に乗船することを、とても楽しみにしていました。大きな船に乗り込み、いざ出港し外海に出ると、

 日光を反射してきらきら光る水面や、変化していく海の色の美しさに魅了されました。

沖から陸地を見て海からの恵みを感じながらも、海の現状と課題を学び、海のミライを考える時間になりました。

 航行中船員さんの案内で、船内のエンジン室や無線室などを見学し、「鳥海丸」の役割や、船にはどんな役割がるのかなど、お仕事内容を教わりまし た。普段は入ることができない場所に入り、専門的な仕事の説明を聞き、終始熱心に話を聞き入っていました。

その中でもらいきくんはレーダーで障害物を確認することや、水温の計測が興味深かったといいます。

船員さん達が船上で曜日感覚を失わない為に、決まった曜日に食べているカレー。その話を聞きながら、船の上で食べたカレーは格別のおいしさ!「鳥海丸」乗船は、期待以上の大満足の体験となりました。

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 海洋塾で友達もできて、みんなで一緒に貴重な体験ができた!初めて船にのって海の上にいると実感できて、もっと多くの人に海はすごくきれいで広いということをしってほしいなと思う。

 

ライフセーバーのお仕事にチャレンジ!世界チャンピオンから学ぶお仕事術

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 やまがた海洋塾参加後、海への関心が高まる中で、ライフセーバーのお仕事体験イベントにも参加したらいきくん。

講師はなんと、ライフセービング世界チャンピオンの平野修也選手!!

 日頃からスイミングに通っていて泳ぐことが大好きならいきくんですが、海水浴を楽しく過ごせるように影の立役者として管理されているライフセーバーのお仕事を平野選手から直接教わり、多岐にわたるお仕事内容に驚いた様子でした。

天候の確認や海の危険を事前にチェックし、救助するために色々な乗り物を使用したり、さまざまな任務があります。海の上でいち早く救助を行うための水上ジェットでの見回り体験や、砂浜でもぐんぐん進むバギーにも乗せてもらい大興奮!

イベントの参加者は小学2年生~6年生で、6年生のらいきくんは、低学年の子の行動にも目を配り、さりげなく手を差し伸べるなど、やさしい「海のキッズサポーター」らいきくんの一面を垣間見る場面もありました。

開催場所の釜磯海岸は、鳥海山の伏流水が砂浜や海の中から出てくることで有名な場所で、一部の砂浜では足を踏み入れると、そこからあっという間にすっぽり体が入ってしまう場所もあり、平野選手が実践で危ない場所も教えて下さいました。

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 海はたのしいだけでなく、危険もとなりあわせだという事を改めて学べた。

 

ライフセーバーのお仕事は、海で皆の安全を守るとても重要なお仕事だったと学び、

体験後のらいきくんのレポートでは、ニッパーボードでの救助活動の様子を書きました。

ニッパーボードは大人三人を乗せても大丈夫という事、大発見でした!

らいき君の海のお仕事体験レポート

 

 

鮭の採捕のお仕事にチャレンジ!海と川の繋がりを学んで鮭の採捕、さばきを体験!

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見るもの、聞くもの 海の事ならば、何でも知りたい!と目をキラキラさせて話してくれたらいきくん。

海への興味は尽きません。今度は鮭の採捕のお仕事にチャレンジするイベントに参加しました。

鮭の遡上が最盛期を迎えた遊佐町の箕輪鮭漁業生産組合採捕場で、らいきくん親子を含む5組9名の親子が、佐藤組合長から鮭の採捕のお仕事を教わりました。

大海原で立派に育ち、およそ4年の歳月を経て故郷の牛渡川に戻ってきた鮭の水揚げや、さばきを体験したり、人工孵化場を見学しました。箕輪鮭漁業生産組合の孵化場の卵は本州で一番大きいそう。

水のほぼ100%が湧水で澄み渡っている牛渡川牛を通りながら、「丸池様」を見学もしました。

古くから畏敬の念を込めて呼ばれてきた「丸池様」。周囲をうっそうとした樹木が囲い、エメラルドグリーンに輝く水面が神秘的で、その幻想的な美しさに思わず息をのみます。
直径約20m、水深約3.5m、池の底から湧き出している湧水だけで満たされ、池に沈んでいる倒木が朽ちることなくひそんでいます。
遊佐町は湧水の宝庫。それらは、元をたどれば鳥海山があるおかげ。
海、山、川のつながりを深く感じられました。

牛渡川に設置された「うらい」と呼ばれる鉄製の柵に閉じ込められた鮭を、たも綱を使って水揚げしました。

採捕場が月光川河口から約1.5キロと近いため、体力をあまり消耗することなくさかのぼってきた鮭は元気いっぱい。参加者の子ども達やらいきくんは、組合員さんらの助けを借り、やっとの思いで水揚げ。

この日の一番の重さの鮭は11キロ! その最重量の鮭を持ち上げて、笑顔で記念撮影!

いよいよ鮭のさばきに挑戦です!まずはお手本として佐藤組合長から鮭のさばき方を見学し、いざ実践へ。

とはいえ、50センチ以上もある大きく重い鮭をさばくのは大人でも大変な中、らいきくんは果敢にチャレンジしました。包丁が思うように進まず悪戦苦闘の末、最後はお母さんとの共同作業で、見事に鮭一匹を3枚におろすことができました!!参加者全員が鮭の3枚おろしを成功させて、最後は自分たちでさばいた鮭をおみやげに。

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鮭をあみで持ち上げ、さばいて、と初めての体験だったので楽しかった。鮭が重くてさばいた時に、骨に身がついていってしまって、なかなかさばけなかったので、また次回はうまくさばきたい。命をいただく大切さを実感して、すごくいい経験になった。

海からの貴重な恵みである鮭の生態、海、山、川、そして命のつながりをしっかり学んだらいきくんでした。

 多くの「海と日本プロジェクトinやまがた」イベントに参加してくれて、海への関心が高まり着実に“海ごころ”が育まれている「海のキッズサポーター」、らいきくん。次回へチャレンジする意欲も旺盛!

イベント後も家で寿司を握りご家族にふるまうなど、ひとときも海の事を忘れないといいます。

「参加するごとに海が身近になっていき、大好きになっていく。そして今後は水産高校へ進学して大好きな海を守り、いろんな人に伝えていきたい」と語るらいきくん!海のミライを考える頼もしいキッズサポーターです。

 

海のキッズサポーター プロフィール

らいき君写真

 

お名前:らいき(小6)

海のキッズサポーター公式ページ   https://uminohi.jp/kidssupport/

 

イベント名海のキッズサポーター
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