1日目のふりかえりとオリエンテーション
順を追って復習を行い、各地域の豊かな環境や人々を支えてきた食文化、それに繋がる課題について解決方法の意見を出し合いました。最後に行う学びの共有で見識や学びを膨らませるとともに塾生同士の距離感を近づけ、未来に向けた行動と考えを改めて整理をしました。
庄内浜(酒田/鶴岡)の北前船の歴史と食文化
庄内浜(酒田/鶴岡)の地形が及ぼす恩恵や課題、日本遺産に認定された北前文化によって形成された地元の食文化を元加茂小学校校長の升川氏から学びました。昔から庄内浜でとれる魚種は130に上るが、何故そのような豊富な海になっているのかを地形からひも解き、昔から伝わっている漁法等も交えながら、これまでの歴史と私たちに与えてくれる恩恵を再確認しました。
港の歴史と北前船のルートを辿ろう(鳥海丸)
酒田の港や加茂の港を海上から観察して、学習内容を視覚で体感しました。鳥海丸で北前船の航路を巡り、酒田~鶴岡の外海に出る感動体験を味わい、船上では講師の升川氏より北前船や港町ならではの食文化、実際の港を見て昔から現在までの変化等を学びました。また、着岸する加茂港は物資を陸揚げしていた重要港であり、先ほどの学びをより深いものにしました。
卒業制作:想いを表現しよう!(アウトプット)
海洋塾で学んだことをキャッチコピーとイラストで表現。学んだことの中から何を伝えたいのかを話し合いブラッシュアップし、塾生なりの思いのこもったキャッチコピーを考案。学んだことを共有しながら“自分ごと”としてとらえ、アウトプットにつながるデザインを講師のあかるさかおる氏と作成。販売されるかまぼこ(滝川蒲鉾)のパッケージにし、塾生自身の思いが県内外に波及していくように庄内浜の海の幸を用いた「かまぼこセット」として10月末ごろの商品化を目指します。
学びの共有・卒業式:みんなで海を未来に受け継いでいこう!
仲間たちの自らの学びを共有するために、グループごとに学んだことを発表しました。発表の際にはアウトプット制作用に作ったキャッチコピーとイラストを使い、分かり易く伝え合い、海の綺麗さを守っていくことや資源の豊かさを未来に残していきたいといった意見などがありました。