約80種類のクラゲを展示している世界最大規模の加茂水族館、通称クラゲ水族館。展示しているほとんどのクラゲが加茂水族館で生まれたものです。できるだけ海の生物に手を付けないよう環境保全も考えながら繁殖に力を入れています。この水族館では他の水族館や研究者の間では繁殖が難しいとされている”ウリクラゲ”の繁殖に成功しました。ウリクラゲの繁殖が難しいとされている理由がエサとなる”カブトクラゲ”の仲間しか食べないという性質があるためである。そのため、このカブトクラゲを長期間にわたり大量繁殖をさせなければならない。しかし、このカブトクラゲの繁殖も難しいとされている。加茂水族館ではこのカブトクラゲの繁殖方法について研究し、その結果、安定した繁殖方法を確立しました。野生個体を獲ってくるだけでなく、いろいろなクラゲを繁殖して展示することに意味があり、今後も繁殖に力を入れて研究を進めていくとのことです。