番組情報
2023.08.30

やまがた海洋塾2023~アイデアでつなぐ私たちの庄内浜~B班篇【海と日本プロジェクトin山形 2023#13】

  • サケの気持ちになって遡上?カヌー体験!

この日の学びの舞台である遊佐町は、鳥海山の雪解け水からなる豊富な湧水と、山・川・海が近くに集まる地理的要因から県内でも有数のサケの遡上地として知られています。しかし、その遡上量も年々減少しています。

子どもたちは実際にサケが遡上するルートをカヌーで辿り、なぜサケが減っているのか、どんな対策が行われれているのかを体験しました。はじめは月光川河口から牛渡川、山の麓にある箕輪鮭孵化場へと川を上りました。月光川は湧水が源流であるため水に触れた子どもたちはその冷たさに驚いていました。この水温の低さもサケが育つうえで重要な要素なのだそうです。また、箕輪鮭孵化場の近くには「丸池様」という、湧水だけで満たされた美しい池があり、地元では古くから神聖な場所として大切に守られています。冷たい湧水が絶え間なく入れ替わるため、倒木が朽ちる事なくずっと池の底に沈んでおり、その神秘的な様子に子どもたちも思わず息を飲みました。カヌー体験中子どもたちは水温の変化を自らの手で感じ、サケは故郷の冷たい水を目指してやってくるんだね、流れに逆らって進むのは大変だが遊佐の冷たい水は最高のご褒美だねなどと感想を語っていました。

  • 庄内浜を救うヒントとは?低未利用魚って何?

漁獲量が著しく減ってきている昨今、今まで廃棄または漁師のみが食してきた「低未利用魚」の活用と付加価値向上を図っている例を庄内浜を救うヒントの一つとして、山形県の水産研究所の研究員さんにご講演いただきました。低未利用魚を原料とした魚醤の紹介やどうやったら付加価値を向上していけるか子どもたちに一緒に考えてもらいました。学んだあとは実際に低未利用魚ってどんな魚なのか、実物に見て触って体感してもらいました。グロテスクな容姿や衝撃の手触りを直に感じた子どもたちは悲鳴や歓声をあげ楽しんでいる姿が印象的でした。

\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

庄内のお魚で国際交流~庄内のお魚を食べよう~【海と日本プロジェクトin山形2024#20】
番組情報
2024.11.01

庄内のお魚で国際交流~庄内のお魚を食べよう~【海と日本プロジェクトin山形2024#20】

海のごちそうプロジェクト ~庄内浜の新たな魚醤~【海と日本プロジェクトin山形2024#19】
番組情報
2024.11.01

海のごちそうプロジェクト ~庄内浜の新たな魚醤~【海と日本プロジェクトin山形2024#19】

ページ内トップへ