一般社団法人海と日本プロジェクトin山形は、海の大きな問題となっている海洋ごみについて山形県内の高校生と考える海洋ごみ削減のための高校生アイディアコンテストを開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
今回の海洋ごみ削減のための高校生アイディアコンテストには、沿岸部だけではなく、内陸部からの生徒の参加がありました。8月~12月にかけて現地視察や専門家からの講義、オンラインワークショップを通して、海洋ごみ問題の現状やこれまで行ってきた取り組みなどを学習しました。高校生たちが考えるごみ削減に対するアイディアを12/8(日)に審査員として大学の教授等をお招きし、プレゼンテーション発表を行いました。
各高校が海洋ごみ削減のためのアイディアを発表しました。スポーツ的な要素や遊び心を生かしたごみ箱や、バイオマス燃料を元にした生分解性プラスチックの利用提案、レジャー客を対象としたプロジェクションマッピングによる啓発等、高校生ならではの柔軟で様々なアイディアの発表がありました。今回の審査員長である北海道大学文学研究行動分野教授の大沼先生や心理行動科学の先生等からアイディアに対する講評をいただきました。その中で、優秀賞に選ばれたのは山形県立米沢興譲館高等学校の沖山さんのプレゼンテーションでした。現地視察の際、たばこのポイ捨てが多いことに着目した「投票・おみくじ型たばこ回収ボックス」を考案し、メッセージとともにポイ捨て行為の抑制を図るという内容でした。審査員からは、面白みのあるアイディアで、メリット及びデメリットについてしっかりと考えられているとの評価をいただきました。
(参加高校:⼭形県⽴酒⽥光陵⾼等学校・⼭形県⽴新庄北⾼等学校・⼭形県⽴東桜学館⾼等学校・⼭形県⽴⼭形中央⾼等学校・⼭形県⽴⽶沢興譲館⾼等学校)