鶴岡市の湯野浜から遊佐まで続くクロマツ林。
全国有数規模の海岸林で、庄内の誇るべき景観の一つです。
そのクロマツ林が松くい虫の被害に遭い、多くの松が枯れてしまっています。
庄内地域の松くい虫の被害は数年前までは減少傾向だったが、近年再び増加し、昨年度は過去最大の被害を受けた。
海岸林の存在は海洋環境の形成にもつながっています。
「窒素やリンなど栄養塩を供給する働きが森にはある。」と山形県水産試験場副場長の平野さんは言います。
陸上から豊富な栄養塩が出ていかないと、特にその場からあまり動かない牡蠣や海藻への影響が魚よりも大きいと考えられています。
健全な海岸林が豊かな海を支えているのです!