庄内の冬の風物詩を守ろうと、酒田北港の海岸である試みが始まっています。
それはシートベルトを海藻に見立てたハタハタの産卵床!
ハタハタの漁獲量は約30年前に激減。
しかし、資源管理や保全活動の効果もあって、近年は回復傾向にあります。
酒田市のNPO法人みなと研究会は、ハタハタが卵を産める環境を作ろうと約10年前から産卵床作りに取り組んでいます。
ネット型の産卵床に加え、2016年にシートベルト型を開発。
形式を多様化することで、いろいろな生物の産卵の場になるだけでなく海中林として命を育む場所になることが期待されています。
その実証実験は今年も酒田北港で続けられています。
「去年と同様に興味を示し、産卵につながるのではないか。ハタハタのおいしさと文化を次世代に引き継いでいけるようにしていきたい。」と代表の守屋さんは意気込みます。