山形大学農学部(渡部徹学部長)の留学生と地域住民が交流する「夏まつり」が10日、鶴岡市の三瀬海岸で開かれました。
このイベントは、学内での学びに加え、地域住民との触れ合いの場を提供しようと留学生をサポートする山大生が中心となって企画したものです。昨年は地引き網体験を行い、今年は留学生からの「日本の夏らしい体験をしたい」という希望を受けて、「流しそうめん」と「スイカ割り」をメインに実施しました。
当日はインドネシア、タイ、マレーシア、イタリア、ドイツ、韓国など各国からの留学生約100人と山大生、地元・三瀬地区の住民が参加。「流しそうめん」では、浜辺に設けられた約5メートルの割竹に流れるそうめんを器用にすくい、楽しそうに味わっていました。インドネシアからの留学生は「めっちゃ、うまい」と日本語で笑顔を見せ、参加者の間に和やかな雰囲気が広がりました。
イベントを企画した山大生は「留学生が喜んでくれたのが一番うれしい。来年も意見や要望を聞きながら、さらに楽しい交流イベントにしたい」と話していました。
そうめんをすくう真剣な表情も、スイカ割りの笑い声も、国境を越えた夏の思い出になりそうですね。