レポート
2025.07.11

イガイ(エゲ/イゲ)はうまい!!庄内浜で通年アピール 鶴岡

庄内浜で水深5~7mの岩に付く二枚貝「イガイ」(庄内では「エゲ」「イゲ」と呼ばれます)のおいしさを、味噌汁や焼き物を通じて夏だけでなく通年でアピールする取り組みが始まりました。県漁協や県水産研究所、鶴岡市、漁師、飲食店が協力して消費拡大を目指しています。

もともと、価格が8月15日以降に約3分の1まで落ち込み、漁師が獲る意欲を落とし流通期間が限られていました。そのため「夏だけの貝」というイメージが定着していたのですが、これを変えたいという狙いです。

7月9日の「第1回勉強会」には約40名の料理人らが参加し、水産研究所の古山遥さんが基礎知識を、漁師の土田信明さんが採取方法を説明しました。土田さんは「資源は豊富なので岩ガキやアワビの代替としても活用できる」と話していましたし、古山さんは「漁期を10月まで延ばせれば漁師さんの収入にもつながります」と意気込みを語っていました。

会場では鶴岡市内のフレンチビストロ「ポム ド テール」の有坂公寿シェフが考案したイガイ料理が試食されました。また、参加者には採れたてイガイ5kgが手渡されました。県漁協の小川美和さんは「価格低下を防ぐには、それに見合うおいしさを知ってもらうのが一番です」と話しており、来月下旬に第2回勉強会を予定しています。

イガイ

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