酒田港に初めて寄港したコスタ・ネオロマンチカ。大勢の市民らが訪れ、記念撮影
酒田港初外国クルーズ船 市民1000人出迎え乗客もてなす
酒田市の酒田港に2日、同港で初の外国船籍の大型クルーズ船となる「コスタ・ネオロマンチカ」(イタリア船籍、5万7000総㌧、乗客定員1800人、クルー622人)が入港し、地域を挙げた体制で乗客をもてなした。
同船を所有するコスタクルーズ社の自社企画クルーズ「東北ねぶた祭りと日本海周遊・釜山」で、7月30日から8月6日まで7泊8日(一部は途中乗船も可)の日程で、博多(福岡県)から舞鶴(京都府)、金沢(石川県)、酒田、青森、釜山(韓国)、博多を巡るコースの4日目で入港した。
船は午前9時半に酒田港古湊埠頭(ふとう)に入港。埠頭には酒田を象徴する大獅子や酒田青年会議所の山車「日吉丸」を設置したほか、市民約1000人(市市長公室発表)が手を振るなどして出迎えた。酒田吹奏楽団が同市出身のシャンソン歌手・岸洋子さんの「夜明けのうた」などを演奏。同10時ごろに入管手続きなどを終えた乗客らが埠頭に降り立つと、羽黒山伏がほら貝を鳴らすとともに、やまがた舞子が歓迎した。さらに羽黒高チアリーディング部の演技や浄徳幼稚園の「もしぇのん・あののん音頭」、西荒瀬保育園の太鼓演奏などでにぎわいを演出した。
埠頭には酒や菓子、浜焼きなどの店、観光案内所を設置。埠頭と中町の間には10分間隔でシャトルバスを走らせ、乗客を街中に誘導した。その中町にも観光案内所やカフェ、甲冑(かっちゅう)・着物の着付け体験のコーナーなどを設け、スタンプラリーなどの企画で乗客に楽しんでもらった。同日午後7時半の出港時には、花火約300発で見送る予定。
市の関係者は「乗客やクルーに酒田は良かったと喜んでもらい、次につなげていけたら」と期待を寄せた。
※荘内日報 平成29年8月3日付朝刊・転載
今回の寄港で酒田港の魅力がまた一つ増えました。
北前船など木造船の寄港地として栄えた昔の酒田港、
今では巨大な外国籍クルーズ船が寄港する港に。
地元の港。今後また、どんな魅力が生まれるか楽しみです!
イベント名 | 「コスタ・ネオロマンチカ」寄港 |
日程 | 平成29年8月2日(水) |
場所 | 酒田市酒田港 |