国際ボランティア学生協会(略称・IVUSA、本部・東京都、小熊日花学生代表)の学生らによる日本海沿岸清掃活動を8月27日~31日までの5日間行います。
27日、遊佐町の西浜海岸で始まった清掃活動は酒田市にかけて漂着ごみの回収活動を行います。
IVUSAは首都圏・関西圏を中心に全国約80大学の学生約2500人が加盟しているNPO法人。ボランティア活動は県内の産学官民でつくる「美しいやまがたの海プラットフォーム」(代表・小谷卓鶴岡高専名誉教授)、東北公益文科大学(神田直弥学長)、県庄内総合支庁と連携して2016年から実施しています。
12回目となった今回は関西、関東、東北一円の学生と共に県内の公益大、山形大、鶴岡高専などから計62人が参加しました。酒田市のNPO法人・パートナーシップオフィスの関係者7人と共に期間中、酒田市飛島の田下海岸、遊佐町吹浦の西浜海岸、同町菅里の十里塚海岸一帯で清掃活動を行います。
初日の27日は西浜海岸約200メートルの範囲で活動。時折強い風が吹く中、学生たちは励まし合いながら砂浜に散乱したプラスチック類の破片やペットボトル、外国語が印字された漂流物を熱心に拾い集めました。
中には砂に埋まった状態の大きな漁網ロープなどもあり、互いに声を掛け合い協力して掘り出していました。
県外から参加した学生からは
「想像よりも多くのごみが散乱していて衝撃を受けた。捨てるのは一瞬だけど拾うのはその何倍も大変な作業。5日間積極的に取り組んで多くのことを学びたい」
県内参加の学生からは
「海岸清掃に初めて参加し、県内に住んでいたが沿岸地域の現状を初めて知った。全国の学生たちが共に活動してくれることがありがたい。情報を発信し、活動を広げていきたい」
とお話されていました。
「ごみを捨てるのは一瞬」、そうですね。
全国から来てくれた学生さんの為にもごみの無い海岸が広がることを願います。