一般財団法人日本財団スポGOMI連盟は、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全11チームが、制限時間の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2025 山形県大会』を10月13日(月・祝)に開催いたしました。
世界的に深刻化する海洋ごみの約8割は、陸(まち)から流出しているとされています。生活者一人ひとりが意識を持ち、行動に移すことが解決への大きな一歩となります。スポGOMI甲子園は、私たちの生活と海洋ごみ問題のつながりに気づくきっかけとなることを目指して開催しております。スポGOMI甲子園全国大会は、未来を担う高校生たちが「高校生スポーツごみ拾い日本一!」を決める大会に位置付けられ、各県予選を勝ち進んだチームが出場します。
イベント概要
・日程:2025年10月13日(月・祝)10時00分~12時00分
・開催場所:馬見ヶ崎河川敷(住所:山形県山形市小白川町字川原周辺)
・参加人数:1チーム3名×11チーム=32人(うち、2名チームが1組)
・主催:一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
・運営:一般社団法人海と日本プロジェクトin山形
・共催:日本財団
・協力団体:美しい山形・最上川フォーラム
全11チームが参加した山形県大会。前回2連覇を果たした東海大山形高校が新しいチームで優勝を目指しましたが、惜しくも2位という結果となりました。優勝は山形西高校「チーム生物」。ごみ総量3.2kg/225.0ポイントを獲得し、準優勝チームに17ポイント差をつけて優勝しました。11月末に東京で行われる全国大会でも好成績が期待されます。
山形県の秋の風物詩「芋煮会」が行われる馬見ヶ崎河川敷。当日も多くの人々が家族や友達等と芋煮会を楽しんでいました。一方で、草むら付近には食べ残しが捨てられていたりもしました。多くの人が訪れ、秋を感じる芋煮会。この会場をきれいにすること、みんながきれいに使うことが重要だと感じました。参加した高校生は「側溝などにごみが多かった。環境に良くないので気づいたらごみを拾うようにしたい。こういった活動に参加することで海や川が綺麗になるといい」とコメントしました。
スポGOMI甲子園は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在ですが、この参加者のようにスポGOMI甲子園への参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを寄せる人を1人でも増やすことで、海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思いました。