江戸中期から明治初め頃まで北前船の寄港地として栄えた鶴岡市加茂地区。令和元年には文化庁の日本遺産「北前船寄港地」として追加を受けました。昔は海の近くの家は船を持つ家、土蔵や船大工も多く、米屋や酒屋なども大変栄えていたと言います。加茂の港近くに鎮座する「春日神社」は、各地方から加茂の港に停泊した際に、海の安全の祈る絵馬が奉納されています。5月18日に行われた春日神社例大祭では、市内の子供たちによる行列や若者たちが約200キロの神輿を担いで町を練り歩きました。見せ場である宮上がりは、神輿を担いぎ約100段を駆け上がり、豊漁や家内安全を祈ります。