国の調べによると、庄内海岸は海岸線の長さあたりのごみの密度が非常に高いとされています。
海岸には大きなごみだけではなく、細かいごみもとても多く落ちています。
ボランティアの方々にとって、特に拾いづらいのはこのような砕けた細かいプラスチックの破片です。
このようなごみを回収しようと、地元の学生たちが海岸清掃機を考え出しました。
清掃機で砂を掘り起こし、ふるいにかけると、手で拾うより安全かつ効率的に作業ができます。
また、プラスチックごみの回収と共に研究しているのは流木の再資源化です。
海岸の流木で炭をつくり活用してもらう。
このようにごみをごみとして処理するのではなく、資源として活用する取り組みも行っています。
大きいごみは目に付きやすいけれど、放置されがちな見えにくい細かいごみもまた、海の環境を悪化させています。
このようなごみを少なくし、さらに効率よくごみを拾うために、清掃機の更なる改良を学生たちは模索しています。