番組情報
2019.12.01

先人たちの知恵!伝統的な鼠ヶ関の札競りとは 海と日本プロジェクトin山形2019 #22

庄内浜の最南端に位置する、鼠ヶ関漁港。

水揚げ量は、年間180トン以上。全国有数のエビの産地として知られています。

この漁港の市場には、全国でも珍しい「競り」の方法が今も残っています。

 

JFやまがた 念珠関支所 支所長代理の佐藤洋二さんによると、

「この辺では『札読み』と呼んでいます。札読みしているのは、新潟県山北町と鼠ヶ関岳と聞いています。私の知る限り70年以上は続いている。」とのこと。

全国に2か所しかない、伝統的な競り。ますます気になりますね!!

 

一般的な競りが一つの箱を対象に価格を決めていくのと異なり、札読みは1度に7つの箱を対象にして競りを行います。

夕方、中売人たちが集まり、仕入れたい魚の番号に価格を書き込み、札読みが始まります。

価格の提示は一度だけ、一発勝負のセリなんです!

 

今年から札読みを始めた、JFやまがた 念珠関支所の田宮海輝さん。

「正確さとスピードを求められる。佐藤支所長代理に近づけるように頑張りたい」と、これからの意気込みを語ってくれました。

鼠ヶ関伝統の札読みは、若い世代にも受け継がれていきます。

 

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