子どもたちが海に放流しているのはトラフグの稚魚。
県や地元の漁師などが協力し、庄内浜の特産品としてトラフグのブランド化に取り組んでいます。
ブランド化を目指す活動は漁業者だけではなく、地元の子どもたちなども参加し、地域一体となって行われています。
放流する前に、トラフグの稚魚に何かしています。
これは標識(めじるし)をつけているのです。
ヒレの一部をはさみでカットし目印をつけ、釣れた時にどの海域で生息しているのかがわかるようにしています。
漁師であり、県トラフグ研究会代表の五十嵐さんは、「トラフグを山形県のブランド魚にしたい。」と意気込んでいます。
「そのためには安定供給も必要であるが、なによりこのような地道な放流活動が何十年後かに実を結ぶのではないか。」
「また、トラフグは高級魚として県内だけでなく、全国からも認知されている。」
「山形県にも良質なフグがいることを全国の皆さんにも知ってほしい。」
ともおっしゃってくれました。
地域一体で取り組む、トラフグを育て、ブランド化を目指す活動。
子どもたちは放流活動を通して、育てる・守ることの大切さを学んだのではないでしょうか。
将来、庄内浜から新たな特産品が誕生することでしょう!