ブロックで組み立てているのは、椅子です。
名前は、おかえりブロック。家庭用シャンプーなど使用済み詰め替えパックなどを再生したものです。
「できれば、ごみを捨てずに海洋プラスチックごみを削減しながら、自分たちの暮らしに役立つものに再生するプロジェクトです。」
こう語るのは、最上町にある一般社団法人サステナブルデザイン工房の押切さん。
ボランティアグループを母体に環境問題に取り組んでいます。
活動の拠点はお隣宮城県の海辺の町、石巻市と女川町。
東日本大震災を機に、海洋ゴミゼロに向けた街づくりを目指し、活動を行っています。
震災があった当初、ボランティアを行っていたが、その中でがれきの中に生活ごみがたくさんあることが気になっていたそう。
町の川は確実に海に通じています。そして、海は遠いところにあるのではなく、自分たちの町にもあるという気持ちで環境問題に関わっていけるのではないでしょうか。
プラスチックごみから再生されたおかえりブロック。
それは海洋ゴミゼロへつながる、第一歩です。