お知らせ
2019.02.04

冬の味覚!「どんがら汁」をご紹介!

吹き付ける暴風
舞い上がる地吹雪
荒れ狂う
何度雪かきしても際限なく降り積もる
鳴り響く(雷といえば夏のイメージですが、日本海側は冬の雷が有名なんです)・・・

とかく厳しい!寒い!冬を迎える山形県の海側・庄内地方で、小寒から節分までの「寒の時期」に
獲れる、脂がたっぷりのった真鱈は「寒(かん)だら」と呼ばれ、冬の旬の味覚として親しまれています。

寒だらといえば…

  1. 具たっぷりの汁に白子と岩海苔を添えて
  2. 各部位がセットになって販売されています

寒だらを使ったメニューといえば何といっても「どんがら汁」
(「寒だら汁」とも呼ばれます)

「どんがら」の由来は「胴」と「殻(ガラ)」といわれており、その名のとおり頭や骨、内臓など
寒だらをまるごと1匹豪快に煮込んだ、長く厳しい冬を耐える人々の心と体をアツくする郷土料理です。

この時期にはスーパーでどんがら汁をつくるためのセットが販売されるほど。
各家庭で具材や味付けは異なりますが、味噌をベースにした汁でぶつ切りの寒だらと豆腐や長ねぎを
煮込み、白子と岩海苔を添えるのが基本の作り方。
出汁を入れなくても殻やアブラワタ(肝臓)から深みのある風味が出るので、味付けはとってもシンプル。

どんがら汁を屋外でふるまうイベントも毎年開催されており、冷えた体を大きい鍋で煮込んだ汁で
温めるのが庄内の冬の恒例行事となっています。

寒の時期も昨日でおわり。暦の上ではもう春ですが、まだまだ庄内は冬本番。
2月いっぱいは美味しいどんがら汁が食べられそうです。

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