鶴岡市立加茂水族館のレストラン「魚匠ダイニング沖海月」では、9月1日から「大山ハス御膳」の提供が始まりました。ハスの葉や茎を使った料理が並び、夏の鶴岡を感じられる内容になっています。
このお膳は、大山下池に自生するハスを活用して地域資源の有効利用を進める「本町浮草組合」(田中富雄組合長)を応援しようと、同店の須田剛史料理長(50)が考案しました。
献立には、ハスの葉でハモを包んで揚げた天ぷら、ハスの茎を使った小鉢、外内島きゅうりと夏野菜の冷菜、マダイとキノコの包み焼き、そして月山高原産の「月山粉雪そうめん」などが並びます。ハスを中心に、地元の食材をふんだんに取り入れたお膳です。
提供に先立ち22日には、本町浮草組合のメンバーや、下池近くの鶴岡市自然学習交流館「ほとりあ」の職員を招いた試食会が行われました。田中組合長は「ハスの素材が生かされ、上品な味わいでした」と感想を述べました。
須田料理長は「ハスを通して『鶴岡の夏』を楽しんでいただきたい」と話しています。
「大山ハス御膳」は9月末までの期間限定で、価格は税込2000円。予約制で、問い合わせは沖海月(0235-64-8356)まで。
夏の食材と地域の知恵が詰まった一膳。食卓を通して、鶴岡の季節と自然の恵みを堪能できそうですね。